はなうた茶房のハーブティーはここで作っています
はなうた茶房のオリジナルブレンド各種の製造は、2021年夏より蓮根福祉園さんに委託しています。
【蓮根福祉園さんとの出会い】
そもそも製造の外注については、かなり前から考えていたことで、何度か工場に見積もりをお願いしたこともありました。けれど、工場で作るとなるとやはりロットが大きく、現状ではそこまで売り上げることは難しいと、ひとり手作業で作る日が続いていました。
でも、人間一人でできることには限りがあります。日々の作業に追われてなかなか新しいことがしにくい、アイディアがあっても形にする時間もない中、再びハーブティー製造の外注を検討しはじめた頃、ご縁があって、とある福祉法人のパンフレット制作にかかわるお仕事をいただきました。
そのお仕事を通じて私は、障がいのあるなしに関わらず、またそういった関係の職業についているかいないかにも関わらず、幅広く誰にでも関係があるという意味での福祉について、うーん、つまり社会について? とにかく、ごく個人的なレベルではないところでの社会福祉、みたいな。そういうことを初めて深く考えさせられました。
正直、ハーブティー製造を外注するなら、工場にお願いするほうが圧倒的に早いし安いのです(ロットは大量になりますが)。それでも福祉法人にお願いする意味を、私はその時に見出せたのだと思います。
そこで、パンフレットのお仕事をつないでくださった会社にお願いして、蓮根福祉園さんをご紹介いただいたのでした。
【蓮根福祉園さんについて】
蓮根福祉園さん(ろーたすの家)については、製造委託をすることになるなんて思いもしなかったころから、存じ上げていました。
ハーバルセラピールームで愛用させていただいていたコースターは、何年も前に気に入って購入したもの。他のイベントで見かけた野菜菓子も美味しくて、その後もどこかで見つければいつも購入させていただいていました。
さらに私事ではありますが、夫の勤めている会社や息子の通っている学校などとも、それぞれかかわりがあるらしく、ご縁っていうものはすごいなと改めて感謝しながら、ここにお願いできるなんて嬉しい!という気持ちです。
【みんなにいいこと】
はなうた茶房にとって、一番の目的である業務負担の軽減はバッチリ実現しましたが、いいことはそれだけではありませんでした。外注といっても機械的な作業ではなく、手作業の温かみを商品に残せるのはとても重要なことでした。
また蓮根福祉園さんにとってもいいことがあります。
第一に、収入源が増えること。そして、作業に携わってくれる皆さんの心身に、ハーブの香りが何かしら良い作用をもたらしてくれるらしく、皆さんがとても楽しみにしてくださっていること。
さらにいえば、ご愛飲いただいている皆様にとっても、いいことがあります。それまでと変わらない手作業でありながらよりクオリティの高い商品に出会えること。そして、はなうた茶房の商品を購入するだけで、福祉へとつながることができるということ。
はなうた茶房なりに考えた、社会の豊かさに関わる第一歩を、ハーブティーと一緒に味わっていただけたら嬉しいです。