2021/12/01 13:58

食品衛生法の改正により、ハーブティーの製造にもこれまでよりしっかりとしたルールが適用されることになりました。これにともない、はなうた茶房の販売商品にも変更が出てきております。

①はなうた茶房から発売しているオリジナルブレンド15種については、夏から少しずつ蓮根福祉園さんに製造作業を移行してきております。ハーブティーの製造許可もとれている製造所での製造となりますので、ご安心ください。

②これまで販売品目にあった「カスタムブレンド」に関しては、対面でのワークショップ形式に変更となります。「あなたに合ったハーブ」をご提案させていただき、ご自身でブレンドしていただく内容となります(パッケージして販売するのはダメですが、教室で作るのは料理教室などのカテゴリーになるのでOKなのだそうです)。定期的にイベントなどでも開催できたらいいなと考えております。

よろしくお願いいたします。

---以下は付録のような文章です、長文です。

けっこうわたくしごとですが、蓮根福祉園さんへの業務委託をお願いすることになった経緯を書き記しておきたいと思います。

そもそも製造の外注については、はなうた茶房立ち上げ当初から考えていたことでした。ただ、工場で作るとなるとやはりロットが大きく、現状ではそこまで売り上げることは難しいと、ひとりで手作業を続ける日々を選択したわけです。
しかし、多くの皆様のご理解とご協力に恵まれて約7年。日々の作業に追われてなかなか新しいことがしにくい、アイディアがあっても形にする時間もなくなってきている現状がありました。

そんなわけで、再びハーブティー製造の外注を検討しはじめた頃。
ご縁があって、とある福祉法人のパンフレット制作にかかわるお仕事をいただきました。
そのお仕事を通じて私は、障がいのあるなしに関わらず、またそういった関係の職業についているかいないかにも関わらず、幅広く誰にでも関係があるという意味での社会福祉について、初めて深く考えさせられました。

はっきり言うと、ハーブティー製造を外注するなら、普通に工場にお願いするほうが、早くて安いです(ただしロットは大量)。
それでも福祉法人にお願いする意味を、私はその時のお仕事を通じて見出せたのだと思います。さらに、蓮根福祉園さん【ろーたすの家】については、こんなふうにお仕事を依頼することなどまったく考えていないころから、可愛いコースターをハーバルセラピールームでも愛用させていただいていたり、野菜菓子も美味しくて何度もいただいていたりと、以前からご縁を感じていたこともあり、他でもないここにお願いできるなんて嬉しい!という気持ちでおります。

今回の製造委託には、メリットがいくつもあると考えています。

①外注といっても機械的な作業ではなく、手作業の温かみを商品に残すことができること。また、完全に受託というより、職員さんと一緒に作っていくような方法を取れること。

②福祉法人さんにとっては、少なくとも収入源が増えること。そして、作業に携わってくれる皆さんがすでに、ハーブの香りなどによる何かしら良い作用を感じてくださっているとのお声も聞いています。ゆくゆくは、やりがいのある仕事と思ってもらえるようになれば、とても嬉しいです。

③そしてこれが一番のメリット。ご購入くださるお客様にとっても、しっかりと「ハーブティー製造」として登録された製造所で作られた、より安心安全な製品をお届けできること!

これが、はなうた茶房なりに考えた、社会の豊かさに関わる第一歩です。
今後も変わらないはなうた茶房のブレンドと、変わっていくはなうた茶房のパワーのどちらもお届けしていけたらいいなと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。